Scratchについて

こんにちは。今回は、「fromZEROでAI体験 for School」のScratchコースで使っているScratchというプログラミング言語とはどういうものなのかについて考えていきたいと思います。

Scratchとは

Scratchとは、前回お話ししたプログラミング言語の一つです。

プログラミング言語の一つなのですが、見た目は言語ではありません。上の画像にあるように、パズルのパーツのような形をしたもので、そのパーツを並べたりすることでプログラムを作ります。プログラミング言語の文法や単語を覚える必要もなく、パーツを選んで並べていくだけですので、子供でも簡単にプログラミングをすることができ、世界中で使われています。

最初にScratchを起動すると画面には猫のキャラクターが出ており、左のパーツのリストから好きなパーツを取り出して並べることでプログラミングします。例えば、動きというパーツのグループの中から「右に10歩動かす」というパーツを持ってきて、パーツをクリックすると、猫が右に10歩移動します。音グループから「ニャーの音を鳴らす」というパーツを先程のパーツの下に並べると、猫が右に10歩移動ししてにゃーと鳴くというプログラムができたことになります。

本当に簡単でびっくりすると思います。

Scratchはおもちゃ?

では、Scratchはおもちゃのようなもので本格的なプログラミングができないのでしょうか?

実はそんなことはないのです。複雑なプログラムを作るのに必要な要素もパーツとして用意されています。例えば、ある条件を満たした場合と満たしていない場合で動作を変えるという「条件分岐」、同じ動作を何度も行う「繰り返し」、いくつかの動作を塊として使えるようにする「ブロック定義」がパーツとして用意されていますので、複雑なプログラムもパーツを並べるだけで作ることができます。

見た目はパーツを並べるだけのおもちゃに見えるかもしれないのですが、とても複雑な本格的なプログラムを作ることができるのです。このパーツを英単語等の文字で書くようにしたのが通常のプログラミング言語で、見た目が違うだけで、できることには違いはないのです。

なぜScratchでプログラミングの勉強?

通常のプログラミング言語では、英単語や括弧などの記号を動作を記述していきます。その際には、英単語のスペルを間違ってはいけませんし、記号も1文字でも間違うと思ったように動作しなくなってしまいます。プログラムを書くための記法というものを覚えなくてはいけません。それはとても骨の折れる勉強で、何か面白いプログラムを作る前に嫌になってしまうかもしれません。

一方、Scratchはそう言ったことを覚える必要はなく、パーツを並べるだけです。プログラミング言語そのものの勉強は不要で、作りたいプログラムのことを一生懸命考えるだけでいいのです。プログラミングの勉強は、プログラミング言語そのものを覚えることが重要ではなくて、自分の作りたいプログラムを論理的に組み立てていけることが重要です。それが、学習用のプログラミング言語としてScratchがよく使われる理由なのです。

AIの勉強もScratchでできる?

はい、できます。「fromZEROでAI体験 for School」では、Scratchの拡張機能として、AIもパーツとして用意されています。AIのパーツを並べるだけで、そのAIを使うプログラムを作ることができます。単にAIが組み込まれたアプリを使うということではなく、AIを使ったプログラムを自由に作れるわけです。どのようにAIを使えば自分のしたいことができるかということを考えることになります。こう言った視点がこれからの時代にはとても必要で、AIを使いこなすことにつながっていきます。

ぜひ、ScratchでAIを組み込んだプログラムを作ってみてください。次回は、「fromZEROでAI体験 for School」で用意しているAIのパーツについてご紹介したいと思います。

>人工知能(AI)の入門なら体験して学べる 「fromZEROでAI体験」

人工知能(AI)の入門なら体験して学べる 「fromZEROでAI体験」

AI時代を生き抜くためには、開発者だけでなく利用者も「AIとは何か」を知ることが重要です。私たちは、すべての人に「AIとは何か」を知ってもらうために、AIを体験して学べるオンライン学習サービス「fromZEROでAI体験」をはじめました。

CTR IMG