fromZERO.AI開発への思い

最先端の人工知能であるGoogleのBERTを活用すれば、人工知能のオモシロさを体験できると考え、開発しました。


fromZERO.AIの開発は、どのような経緯で始めたか?

弊社は、インターネット、スマートフォン、Pepper、人工知能などを活用したシステムを開発し、小学生から社会人まで、さらに、公共団体や各企業様にも幅広くご利用頂いております。人工知能を使ったシステムは「作る」というよりも、赤ちゃんを「育てる」感じがします。大切に育てれば育てるほど賢くなることに驚かされます。

この「育てる」感覚や驚きを、開発者だけでなく、これから人工知能を使う人にもぜひ知って頂きたいと考え「fromZEROでAI体験」を開発しました。

現在、第3次人工知能ブームが続いていますが、このブームの主役は機械学習、ディープラーニングという手法を用いた人工知能です。これらの人工知能を賢く育てるためには、適切な学習データを人工知能に与える必要があります。人工知能は学習データの内容次第で、賢くなったり、賢くならなかったりします。学習データは赤ちゃんを育てるミルク、離乳食と同じで、その量と質がとても重要です。

現代社会を生きる上で、人工知能の開発者であれ、人工知能の利用者であれ、この学習データの重要性を理解しておくことが、最も重要です。

不適切な学習データから作られる人工知能は利用者の役に立たないだけでなく、利用者の暮らしや仕事を混乱に陥れることもあります。

人工知能が社会のあらゆるところに浸透してきています。そのため、人工知能の利用者も学習データの重要性を理解した上で、人工知能を活用した製品、サービスを適切に評価・選択・利用することが求められます。

人工知能を利用したシステムを開発する技術者にとっても、人工知能を学ぶ早い段階で、この学習データの重要性の意味を理解しておくことが重要です。

学習データの重要性は書籍を読むだけでは、実感として感じとれません。fromZERO.AIでは、プログラミングせずに、人工知能を試す、作る体験ができます。また、人工知能に与えた学習データを参照することもできます。この体験を通して、学習データの重要性を実感できます。

人工知能を体験すれば、人工知能を学び続けることの重要性を体感できます。fromZERO.AIの受講をきっかけに、人工知能を学び続ければ、人工知能時代を生き抜くことができます。


fromZERO.AIがユーザに提供する価値は何か?

小学生から大人まで「AIの基本の基」をすぐに学べます。

出版されている主なAI入門書は50冊以上あります。初心者にとって学びの最初の難関は「本の選択」です。Amazon等の書籍のレビューもある程度は参考になりますが、本に対するレビュー者の期待値は様々ですから、初心者にとっての良書か否かは簡単にわからないと思います。

また、ネット上の記事は多くが技術者向けです。初心者向けの記事でも、内容が極端に偏っていたり、逆に、網羅的になっているものが多く、必要最小限の知識が何かを見極めることが難しいのです。

fromZERO.AI の「ライトコース」では、PC必須ではなく、タブレットやスマホでも学べるように、画面を設計しました。画面が大きいPCでの受講をお薦めしますが、スマホであれば、通勤時や休憩時といった隙間時間でも学べるため、メリットは大きいと考えています。

プログラミングすることなく、人工知能を作って試せます。

子どもや初心者向けの人工知能の学習で、人工知能を作って試せるサービスもありますが、Scratch(無料の教育プログラミング言語)やPython(プログラミング言語)を使ったりするものばかりです。

プログラミングを学ぶことが主目的であれば、良いかもしれませんが、「AIとは何か?」を学ぶ人にとって、プログラミングが大切かどうかは疑問です。

また、人工知能を作れるサービスの多くは、画像系のものが多いです。例えば、犬と猫を識別させよう、というようなものです。

一方、fromZERO.AIでは、画像ではなく、言語を対象にしています。専門用語になりますが、テキスト中の固有表現を認識するという自然言語処理を人工知能で行うというものです。

具体的には、スポーツ記事に含まれるスポーツ選手の名前、映画記事に含まれる映画名、小説に含まれる登場キャラクタ名、天気概況に含まれる天気名などを、人工知能を使って探すという課題を解きます。

画像でも言語でも、その内容や件数次第で人工知能の性能が変わってきます。なぜ、人工知能が賢くなったのか、逆に賢くならないのか、そういったことを考える上では、言語は、画像以上に様々なことを気づかせてくれるのではないかと思います。

最先端技術であるBERTを簡単に試せます。

BERTは2018年10月にGoogleから発表された自然言語処理モデルです。その能力の高さに驚きを持って迎えられ、瞬く間に、研究だけでなく実際のサービスまで幅広く利用されるようになりました。

BERTを試すためには環境構築作業と開発作業が必要です。しかし、fromZERO.AIでは、これらの壁を取り払っていますので、技術者でなくても、すぐに、BERTの能力を体感できます。


最もこだわったところは何か?

人工知能は人工知能を作るための学習データの内容によって賢くなったりならなかったりします。そのため、人工知能を理解するには、学習データの重要性を理解することが大切です。しかし、書籍やネット記事では、この点を理解することが難しいのです。読むだけでは実感が湧かず、その重要性を感じ取ることができません。

そこで、fromZERO.AIでは「学習データの違いによって人工知能がどうなるか?」について、体験を通して理解できるようにしました。

「ライトコース」のこだわり

「ライトコース」では、「AIの基本の基」を簡単、迅速、安価に学べるようにしました。できる限り専門用語を使わないようにし、網羅的な内容にならないようにしました。網羅的な内容にしなかったのは、何が「AIの利用者」にとって重要なのかがわからなくなるためです。

ただし、AI入門書やネット記事を読むために、最低限知っておいたほうが良い点は解説しています。尚、「ライトコース」の文章には全てルビを振っています。

「ライトコース」は、極力短時間で学べるように、人工知能(モデル)を作る機能は提供していません。モデル作成中の待ち時間(学習時間)が発生するためです。

しかし、人工知能を作るための学習データを知ることが人工知能の理解に直結するため、学習データや推論データ(テストデータ)の内容を確認できるようにしています。

また、「ライトコース」は、途中で挫折しないようにするため、45分で学べるようにしました。

「スタンダードコース」のこだわり

「スタンダードコース」では、人工知能を作るための学習データの重要性について、より深く学べるようにしました。そのため、多くの体験を通して学んで頂きます。

8つの体験を通して「学習データの件数や質が変わると人工知能はどうなるのか?」について学習します。様々な体験を通して、学習データの重要性を感じ取ってほしいという思いからです。

8つの内の6つの体験については、効率的に学習できるようにするため、事前に作られた人工知能(モデル)を使用するようにしました。

但し、自ら人工知能(モデル)を作ることで、より深く人工知能の仕組みを理解できますので、学習データから人工知能を作る体験もご用意しています。

尚、「スタンダードコース」は「ライトコース」の内容を含んでいますので、中高生・大学生・社会人の皆様にお薦めします。


さいごに…

今、社会は第4次産業革命の真っ只中です。この時代を生き抜くためには、人工知能という道具の理解と活用が必要です。

人工知能を学ぶ第一歩として、fromZERO.AIを活用して頂ければ幸いです。

私達は、fromZERO.AIを機に、人工知能のオモシロさを感じ、興味を持っていただけるように、人工知能時代の実生活や開発に役立つサービスを提供していきたいと考えています。

今後とも、fromZERO.AIをよろしくお願いいたします。