こんにちは。今回は、プログラミングを学ぶということはどういうことなのかについて考えていきたいと思います。
プログラミングを学ぶことについて
プログラミングを学ぶとどういうことができるようになるのでしょうか。またどういう意味を持つのでしょうか。
プログラミングは、コンピュータを動作させるための手順書であるプログラムを作ることです。プログラムをコンピュータに渡すと、プログラムで書いた通りに動いてくれます。ですので、プログラミングのしかたを学ぶとコンピュータを自由に動かせるようになります。最初は簡単なプログラムで、徐々に難しいプログラムも組めるようになります。
プログラミングができるようになると、大きくは、「論理的に考えることができる」ということと「コンピュータを道具として使えるようになる」ということができるようになります。
論理的に考えることができる
プログラムは、コンピュータに動作させたいことを細かく一つ一つ記述していきます。
例えば、猫のキャラクタを画面の左端から右端まで動かし、右端まで行ったらまた左端まで動かすようなプログラムを作るとします。言葉では、左端から右端までを往復するということですが、もっと細かく動作を分解する必要があります。出発地点を左端に設定してスタートし、そこから右に10歩ずつ進み、右端に着いたかどうかを確認し、右端に着いたら、左に進むというように分解します。
物事をその要素に分解してしっかりと考えることは、論理的に考えることにつながります。感覚的に全体的に考えるだけでなく、物事がどういう要素から成り立っているかを洞察して、その要素の関係を考え、その要素をどうプログラムで表現するかというように考えていきます。プログラミングを学ぶとこういうことが自然にできるようになっていきます。
コンピュータを道具として使えるようになる
コンピュータがプログラムによって動いていることを実感できるようになると、コンピュータが怖くなくなります。どういうプログラムで動いているかを想像できるようになるからです。そうすると、コンピュータを使ってどんなことができるかも想像できるようになります。つまり、コンピュータを道具として見ることができるようになり、コンピュータに支配される・振り回されるということにならなくなります。AIもプログラムで書かれたコンピュータシステムですので、今後、コンピュータシステムやAIシステムの利用が広がっていくことが予想できますが、そういうシステムを怖がったり振り回されたりするのではなく、コンピュータを道具として使い、自分の目標をうまく達成できるようになります。
また、プログラミング自体に興味を持った場合は、自分でプログラムを作って、新しい道具を作ることもできるようになるでしょう。
このように、どういうようにコンピュータが動いているのかを体験し、簡単なプログラミングを学ぶことで得られるものはとても大きいと思います。ぜひプログラミングの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。